Google Dance(グーグル ダンス)黙示録

アクセシビリティとSEO

Google Dance(グーグル ダンス)黙示録

グーグルダンス黙示録サイトは、「Google上位表示SEO」を意識しつつも、ストリクトHTMLによる正しいマークアップ、見出し段落を中心にコンテンツを作成。デザインやレイアウトは外部参照CSSにまかせ、アクセシビリティにも配慮している。Netscape 4.xをはじめいくつかのブラウザでは、CSSを読み込まず、管理人の意図通りには表示されない。つまりこの文章が見えている。アクセスメニューは最下部に表示される。
検索エンジンの検索結果ならSEO塾、Google(グーグル)とYahoo!(ヤフー)とMSNの順位SEO対策は、ハイパーポジションで。

アクセシビリティとSEO


アクセシビリティ・ユーザビリティ・ストリクトなHTML

W3Cのウェブコンテンツ・アクセシビリティ・ガイドライン 1.0

Web Content Accessibility Guidelines 1.0の和訳に基づいて、このサイトの自己評価をしてみる。

その前にユーザビリティについて

ユーザビリティといえば、まずU-Siteのようである。Webのユーザビリティとは、まずユーザー本位のサイトであること。具体的には、マウスだけ、キーボードだけといったナビゲーションになっていない、見やすいデザインやレイアウト、分かりやすいコンテンツ、などであろうか。贅沢を言えば、さらにコンテンツに信頼がおけ、また役に立つことである。

アクセシビリティとストリクトなhtml

上記のユーザビリティをもっと推し進めたものが、アクセシビリティとなる(はずだ)。アクセシビリティとは、障害のある人にとっての、より向上されたユーザビリティであるだろし、アクセシブルなWebサイト構築がアクセシビリティ、ユーザビリティにつながるだろう。そして、ストリクトなHTMLとも大きく関連している。というかアクセシビリティは、ストリクトなHTMLの最高峰である。



Google Dance黙示録サイトのアクセシビリティ

1.画像や、音声、映像には、代わりのテキストを

要するにテキストの代わりを置くこと、「alt属性」を必ず入れるということである。単なるデザイン上の画像であっても「alt=""」と空にして記述しておく必要がある。

代替説明文というよりもキーワード記述の趣が高い… もっともタイトルロゴとバナーしか置いていないのだが。

2.色だけで分からせてはいけない。

色を再現できない環境や、色を識別できない方がいるということ。画像にはalt属性、またタグ付けなど。

この文章を作成しながら、色に頼った表現を修正。

3.htmlは構造的に記述、デザインはスタイルシートで

大見出し、中見出し、小見出し、段落、リストなどの正しいタグ付け。見栄えはCSSなどに。

これは、<hx>タグと<p>タグによって文章構造を意識してコンテンツ作成。ただし、SEOの下心もあり。レイアウト流用テーブルは排斥できた。またCSSは現状では、すべての環境(ブラウザ)に対応せず。

このブラウザのわがままな仕様が、スタイルシートの普及を妨げ、さらにテーブルレイアウトを跋扈させるのである。

4.使用する言語の明確化など

htmlには、「lang属性」を付ける。略語などには、正式名称を付ける。

ファイル先頭に「<html lang="ja">」を記述。また略語には<abbc>にて対応。さらに、英単語・熟語などには「title属性」にて日本語訳?を付ける。もちろんSEO効果を期待することは言うまでもない。

5.テーブルの正しい書式

データセルには<td>、ヘッダセルには<th>を付ける。またテーブルのヘッダ・フッタ・ボディの区分。表書式が最適のものだけテーブルを用い、レイアウトには流用しない。

これは最も弱い、というかよく理解していない部分である。できるだけテーブルのタイトル<caption>を付け、見出し行には<th>と<thead>を、またデータセルには、<td>と<tbody>を付ける。また主にSEO的効果を期待して、終了タグを省略しファイルサイズを少なくしている。

6.特定の(最新の)技術を利用できない場合

スタイルシート、スクリプト、プラグインなどを利用できないユーザーへの便宜をはかる。

JavaScriptは、Google Dance Toolのページだけであり、ナビゲートには用いてない。プラグインが必要なコンテンツもない。スタイルシートは、今も格闘中であるが、スタイルシート無しでも分かる構造的文章にしてある。
問題は、中途半端にCSSを読み込んで不具合を起こすブラウザである。しかも手元に無いためテストできない。

7.勝手に変化するものへの配慮

移動、変化、特に動画(Flash含む)やBGMなどのことか? ユーザーが停止できるようにしておくこと。

まぁ、もとから個人的に嫌いなので終生使わない積もりだが…

8.組み込みオブジェクト

よく分からないが、ユーザーがアクセシブルでないといけないとのこと。

こういったものは、作成する気持ちもスキルも無いですわ。

9.装置に依存しない

特にマウスだけという場合が問題。リンクメニューもタブキーで移動できるようになっている必要あり。JavaScriptなどのプルダウンメニューなどや、Flash製のサブメニューなどが問題なのだろうか?

まぁ、普通にテキストリンクメニューを作っているから問題なし。

10.暫定的なアクセシビリティ

知識が疎いのであまり解説できないが、障害のある方を支援するソフトやハード、あるいは旧式のブラウザなどでもアクセシブルにしておくべし、ということらしい。

これは未確認である。

11.W3Cのテクノロジーとガイドラインの使用

詳しくはW3Cのサイトで確認して欲しい。

あくまでも私見であるが、Web作成側よりも、ユーザーエージェント(つまりブラウザなど)の供給側が先に配慮していただきたいですな(つまり、バグるブラウザは世に出すな、ってこと)。そして次には、ユーザー自身も「W3Cのテクノロジーとガイドライン」に沿わないブラウザの使用を止めていただきたい。あくまでも私見、個人的見解であることを再び断っておく。

12.理解しやすいページ構成

W3Cのガイドラインではフレームとフォームについて書かれている。

フレームについては、詳説しない。スパムも似たことをやっているなぁ…

13.分かりやすいナビゲーション

リンクは、テキストの場合「こちらへ」などの文字列にアンカーを付けない。画像の場合も、altやtitleなどを適切に付ける。分かりやすく、サイトで一貫したナビゲーションバーなど、またサイトマップの設置。同一カテゴリのリンクのグループ化。

これはDreamweaverのライブラリやテンプレートで、統一デザインにしている。
ところで、ユーザーナビゲートをやや無視した、テキストアンカーやリンク配列にしている。ファイルも本来ディレクトリに放り込むべきものをindex.htmlと同じ階層に置いている。これらはSEO的効果を期待してのものである。

14.明瞭で簡潔な文書

サイトで一貫した統一性のあるページレイアウト、意味が分かりやすいグラフィックス、明瞭で簡潔な文章。

統一的デザインは達成。グラフィックはほとんど無し。SEO的にファイルサイズを考えた少な目の文章。ただし、明瞭簡潔よりも、冗長で、かつ何度も繰り返されるキーワード文字列…


SEOとアクセシビリティ

レイアウトテーブル

まず、テーブルの一番の問題は、テーブル関連タグがキーワード密度を薄めることである。Googleがタグの重み付けを判定する以上、htmlソース自体を解析していることは自明である。となると、<tr><td>キーワード含み文字列</td><td>別のキーワード含み文字列</td><td>またまた…</td></tr>、と延々と何行も繰り返されては、上位表示から遠ざかっていく。

しかもレイアウトテーブルであるから、テーブルの中にテーブルと、入れ子がいくつもできてくる。Googlebotがキーワードや重要なリンクに到達するまで、タグハザードをどれだけ越えなければならないのか…
おまけに、セルには背景色、文字列にはサイズや色のフォントタグ、太字など設定していけば、上位表示は僥倖に等しくなる。

終了タグのリストラも付け焼刃である。ツール頼りだとそれもできなかったりして。最後はテキストエディタで検索置換である。

しかし、今回このサイトが打ちのめされているように、CSSによるデザインはブラウザ次第ということである。また作成する際にも、タグ手打ちは論外だが、Web作成ツールでもWYSIWIGにはならないので、労力は莫大である。正直テーブルに逃げる方が楽である。もしくは卑怯にも、Windows版Internet Explorer6(あるいは5.5まで)対応だけで、すべてを切り捨てるかである。

結論として、Web作成の艱難辛苦はおくとして、レイアウトテーブルは、アクセシビリティやストリクトなhtmlからもかけ離れ、SEO的に不利であることは間違いない。

alt属性、title属性

SEOサイトが喧伝しているalt属性やtitle属性も、つまみ食いのキーワード羅列埋め込みならばスパムも同然だが、そのキーワードをコンテンツとして詳しく記述するページであるならば、適切かつ効果的に使って、SEO効果も高まるというものである。

つまみ食いSEOをやっていると理解しにくいが、実はhtmlソース記述の流れの中で画像のalt属性も活きてくる。その前後にキーワードを含む文章が無い場合、スタンドアローンのキーワード埋め込みは意味がほとんど無くなってくる。

リンク

リンクも、テキストアンカーの場合は、適切な記述で発リンクページ・被リンクページともにキーワード効果が高まる。画像の場合もalt属性やtitle属性などを効果的に記述すること。

画像メニューやJavaScriptのプルダウンメニューなどをキーワード入りテキストに換えることは、SEOでも推奨されているが、アクセシビリティにとっても大事なことである。

フレーム

アクセシビリティの観点からもフレームは避けた方がいい。もちろんSEOとしては、フレーム廃止は最低条件である。

ツール頼みで<noframe>対策している人はほとんどいない。そもそも全ページにメニューを埋め込むことが面倒くさくてフレームに逃げてるんでしょ?

スパムの方が形だけはストリクト? まぁアクセシブルではないのは間違いないけど。

タイトル、見出し

タイトルにキーワードを含めることはSEOの最高対策であるが、キーワードがあろうがなかろうが適切なタイトルを記述することはアクセシビリティにとって欠かせない。また見出しも同様である。これにキーワードをぶち込むことがつまみ食いSEOの特徴なのだが、アクセシビリティからも今から何の話がはじまるのか明示する必要がある。

ツールで作成、ブラウザで確認

ついでに、SEOなど思いもよらない一般Web作成者(Web製作業者を含む)も、ブロックレベル要素やインライン要素を改行の在る無しで捉え、タグによるマークアップを文章の構造表現ではなく、視覚表示・レイアウト記述と誤解している。

<p>と<br>の違いは一行空くかどうか? 好きな字体で見て欲しいから文字列を画像化する? 「メール」や「ホーム」などの画像はもちろんのこと、ツール付属のアニメーションgifがカッコいい?

アクセシビリティの作法とSEO効果

結論として、アクセシビリティの究極はテキストブラウジング最適化によるバリアフリー化である。そしてキーワード検索とは、テキスト検索である。アクセシビリティへの配慮は、非常にSEO効果を高めることは自明である。それが行き過ぎるとスパムになるのだが…

似て非なるアクセシビリティと誤解されたSEO

レイアウトテーブルに親しんでいると、構造化された文章など思いもよらないが、要は、タイトル(タグ)はそのページを一言で要約した文字列であるべきであり、ページ内部は、同じくページを一言で言い表す大見出しで記述を始められ、段落とそれを一言で言い表す中見出し、さらに細かく解説した段落とそれを一言で言い表す小見出し、といった構造を持つべきである。

Wordなどのワープロで文章を作成する時に、中央揃えや下線やワードアートなど、レイアウトをしながら作成していく習慣の人は、多分ストリクトなHTMLに向いていないだろう。どちらかというと、先にエディタでテキストを作成して、後からレイアウトしていくような内容優先タイプが、ストリクトなHTMLにも長けているだろうと想う。

実は、上位表示の「重み付け」のタグなどと、SEOサイトの記述も誤解を招きかねない。というか、しっかり誤解されている。つまり、ダラダラと画像交じりテキストのコンテンツを作成して、その内キーワードだけ適当に、<hx>や<strong>のタグで挟むように"指導"している。と同列にalt属性・title属性にもキーワードを埋め込むようにも…

さらに問題は、<hx>には改行が入るので、今時使うWeb作成者はいないだろうとか、<h1>は一つしか使ってはいけない、<h2>はいくつまで<h3>はいくつまでと、まことしやかにテクニカルに語られていることである。

ということで、誤解されたSEOは、一方で多くのユーザーに指示されるような充実したコンテンツを持たないサイトが、上位表示を資本主義的に金で買い取ったり、滑稽にもコンテンツに割くべき努力を別の方向に振り向けたり、他方でストリクトでない、でたらめなHTMLを拡大再生産していくのである。

誤解されたSEOは、検索エンジンの方を向いている。アクセシビリティは、ユーザーの方を向いている。前者はWebオーナーの利益のため、後者は訪問者の利便のため。両者の間の距離は途轍もなく大きい。


▲To PageTop